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  • 執筆者の写真EngtA(英語エンタ&カラオケエンタ)

EngtA's Mini Lesson Diary 2

更新日:2019年3月27日

http://www.eonet.ne.jp/~engta-hp-mck0408/ の ダイアリ(昨年、2018年12月14日分で終了)で続けてきた「英語エンタ」のワンポイントレッスン(以下「ミニレッスン」とします)をこちらのブログで続けます。


2015年から続けている毎日のワンポイントレッスンですが、過去に掲載したものからずっと辿っていただくと、相当な学習量になります。また、このダイアリを別のブログにまとめていて、既に2018年分は完了しています。2015年6月からの連載を簡単に見ることが出来ますのでご利用下さい。また、現在まとめがひとまず追いついたので、ブック化編集の第一段階に入っています。 http://engta-diary-blog.seesaa.net/article/460039665.htm EngtA の HPでは、TRIVIA BOX のコーナーで、様々な豆知識やこぼれ話を掲載していますので、そちらも併せてご覧下さい。EngtAのページ(英語エンタ&カラオケエンタ):https://engta.jimdo.com/


では、スタートです!



2018年(平成30年)12月15日(土) くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(12)

have an ear for

*「~のための耳を持っている」→「聞く耳を持っている、耳が肥えている」「音楽・語学センスがある」

ex)

He doesn't have an ear for music, so he never goes to a concert. 「彼は音楽を聴いてもわからないので、コンサートには全く行かない」


She has a good ear for languages. 「彼女は耳が良くて語学センスがある」


*同様に 'have an eye for' は、「眼力がある」「見る目がある」。


12月16日(日)晴れのちくもりのち雨

身体の部位を使ったイディオム(13)

go in one ear and out the other

*日本語の言い回しと同じで「片方の耳から入って、もう一方から出てしまう」「よく聴いていない」「頭に入らない」「全く効き目がない」」

ex)

You can let his words go in one ear and out the other. 「彼の言うことに耳を貸す必要はない」


I know he tried hard to explain, but what he said went in one ear and out the other. 「彼が一生懸命弁明しようとしていたのはわかるけど、何も頭に入ってこなかった」



12月17日(月) くもり 時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(14)

prick up one's ear

*文字通りには、「耳(の穴)を突いて穴を空ける」→「耳をそばだてて聴く、聴き耳を立てる」

ex)

Her pet dog pricked up its ears at the siren sound of the fire engine. 「彼女のペット犬が消防車のサイレンの音に耳をそばだてた」


George pricked up his ears at the mention of Emi. 「ジョージはエミの名前を聞いて耳をそばだてた」(エミの名前に言及があったことに対して)


*日本語の「耳の穴をかっぽじって聴く」感覚に近い。



12月18日(火)晴れのちくもり

身体の部位を使ったイディオム(15)

wet behind the ears

*「耳の裏が濡れている」とは?→「未熟な、経験不足の、青二才の、うぶな」。由来は諸説あり、①子供は顔を洗ったあと耳の後ろをふき忘れることから ②生まれたばかりの子牛や馬の体で、最後まで乾かないのが耳の裏であることから ③生まれたての赤ちゃんの耳の裏が濡れているところから 等がある。

ex)

It's too early for you to do it because you're still wet behind the ears. 「君はまだ経験不足だから、それをやるには早すぎる」


He was too wet behind the ears to defeat the champion. 「チャンピオンを負かすには彼はあまりにも経験不足だった」




12月19日(水)晴れのちくもり

身体の部位を使ったイディオム(16)

by the eye

*「目で」→「見た目で、目分量で」

ex)

I never did choose my wife by the eye. 「私は決して妻を見た目で選んではいない」


I always measure the weight of seasonings by the eye. 「私はいつも調味料は目分量だ」


* 'naked' を入れて by / with the naked eye とすると、「裸眼で、肉眼で」になる。

*また、'with an eye to +名詞' の形にすると、「~の目的で」という意味になる。ex) She's studying hard with an eye to working as a physical therapist. 「彼女は理学療法士として働くために、一生懸命勉強しています」




12月20日(木)くもり一時雨

身体の部位を使ったイディオム(17)

cast an eye on something / someone

*「何か・誰かに目を投げる」→「何か・誰かに視線を投げかける、向ける」

ex)

The detective cast an eye on a worn-out bookmark on the floor. 「その刑事は床に落ちていた古びた栞に目をやった」


I've never cast an eye on anyone else since marrying her. 「結婚以来、他の誰にも目をくれたことはありません」


*'on' を 'over' に変えると「ざっと一通り目を通す、一読する(評価したり、間違いがないかチェックするニュアンスも多少含まれる)」となる。 ex) Cast an eye over the new script. 「新しい台本に目を通してくれ」




12月21日(金)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(18)

before / in front of someone's eyes

*「誰かの目の前で、面前で」。日本語とほぼ同じ感覚。

AI technology is making quick progress right before our eyes. 「AI 技術は私たちのまさに目の前で急激な進歩を遂げつつある」 'make progress' 「進歩する」


Surprisingly, he tore the winning lottery ticket into pieces in front of my very eyes. 「驚いたことに、彼は当たった宝くじをまさに私の目の前でビリビリに破いた」 'winning ticket' 「当たりくじ」; 'tear something into pieces' 「バラバラに引き裂く、粉々に壊す、ビリビリに破く」




12月22日(土)雨のちくもり

身体の部位を使ったイディオム(19)

catch someone's eye

*「誰かの目をつかまえる」→「誰かの目を引く、目にとまる」

ex)

This new ad really catches my eye. 「この新しい広告は本当に目を引きます」

As I walked into the art gallery, a strikingly composed painting caught my eye. 「画廊に入っていくと、ある奇抜な構図の絵が目に付いた」


* 'eye-catching' と形容詞化して使うこともできる。 ex) Look at that girl wearing an eye-catching jacket. 「あの目立つジャケットを着た女の子を見てごらん」




12月23日(日)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(20)

drop one's eyes

*ほぼ文字通りの意味で「視線を落とす、目を伏せる」。特に恥ずかしい思いや、気まずい思いがある場合。

ex)

When the teacher scolded him, he dropped his eyes. 「先生が叱ると彼は目を伏せた」

The young girl sitting in the train dropped her eyes and pretended not to notice an old man standing close to her. 「電車で座っていたその若い女の子は、視線を落として近くで立っている老人に気づかないふりをした」


* 'eyes' の代わりに 'gaze'「注視、凝視」 を使うことも可能。また、'head' にすると「うなだれる、頭を垂れる」感覚になる。




12月24日(月)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(21)

feast one's eyes on

*「~で目を楽しませる、目の保養をする」。 'feast' は動詞で「(人を)もてなす、ごちそうする」の他に「(耳目を)楽しませる」という意味がある。

ex)

Feast your eyes on this ambient video. 「この環境ビデオを見て目の保養をしなさい」

* 'ambient' は「周囲を取り巻く、環境の」。 'ambient music' は「環境音楽」。

I came here to feast my eyes on Mother Nature. 「私は母なる大自然で目の保養をしようとここへやって来ました」




12月25日(火)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(22)

have eyes only for

*「目を~だけに向ける」→「~に首ったけ、だけしか見ない、しか眼中にない、にしか興味がない」

ex)

Now she has eyes only for the new pop idol. 「彼女は今、例の新しいポップアイドルに首ったけだ」

The singer has eyes only for winning Grammys. 「その歌手はグラミー賞を獲ることしか眼中にない」 *Grammys = Grammy Awards




12月26日(水)くもり

身体の部位を使ったイディオム(23)

in the public eye

*「公衆の目の中に / で」→「世間の注目を集める中で」「メディアに頻繁に登場して」「有名になって」「人目について」

ex)

Being a star, you can't help being in the public eye. 「君はスターさんなんだから、世間の注目を浴びるのは仕方がないよ」

Some politicians earnestly try to be in the public eye. 「ひたすら世間の注目を浴びようとする政治家も居る」


*反対は、'out of the public eye' 「世間から忘れ去られて、注目されることなく」。




12月27日(木)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(24)

make eyes at

*「~に対して目を作る」→「~に対して色目を使う、秋波を送る」

ex)

"Look! That girl is making eyes at me." "No way! You're just imagining it." 「ほら、あの娘僕に色目を使ってるよ」「まさか。気のせいだよ」

He's making eyes at my daughter again. I'll give him a punch! 「あいつ、また娘に色目を使いやがって。ぶん殴ってやる!」




12月28日(金)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(25)

turn a blind eye to

*「~に見えない目を向ける」→「見て見ぬふりをする、無視する、目をつぶる、見逃す」

ex)

As a detective I can't turn a blind eye to your criminal act. 「刑事として君の犯罪行為を見逃すわけにはいかない」

The United Nations has been turning a blind eye to the superpower's violation of human rights. 「*(国際)連合国は、大国の人権侵害に対してずっと見て見ぬ振りをしてきている」

*「国際連合」は誤訳であるため、より的確に表現するため「(国際)連合国」としました。


* 'blind eye' を 'deaf ear' にすると、「聞こうとしない、聞く耳を持たない」。 ex) Why do you turn a deaf ear to other people's opinions? 「どうしてあなたは他の人達の意見に耳を貸さないのですか?」




12月29日(土)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(26)

do an about-face

* 'about-face' は、物理的には「回れ右、逆戻り」の意味を持つ。このフレーズは、その物理的意味「回れ右をする、踵を返す」と態度や主義主張について「方向転換をする、180度転換する、豹変する」という意味を持つ。

ex)

She did an about-face suddenly and walked back up the steps. 「彼女は急に踵を返すと元来た階段を上っていった」

Fuji Film has done an about-face and entered into the nutritional supplement market. 「富士フイルムは、一転してサプリ市場に参入した」

The reactions from test audiences made us do an about-face on our editing task for the new movie. 「試写会での客の反応を見て、新作映画の編集作業を一変させた」


*同様の意味を表すイディオムとして、 'do a flip-flop' (パタパタ、ピラピラはためく感じ) 'do a one-eighty' (180度)がある。



12月30日(日)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(27)

face to face with someone / something

*文字通り「誰かと・何かと顔をつきあわせて」というところから、「~と向き合って、差し向かいになって、膝と膝を突き合わせて、直面して」等の意味で使われる。

ex)

I sat face to face with Rebecca. 「私はレベッカと差し向かいに座った」

We've come face to face with a big problem. 「我々は大きな問題に突き当たってしまった」

You should stand face to face with and reflect on yourself. 「君は自分自身と対峙して反省すべきだ」




12月31日(月)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(28)

keep a straight face

*「まっすぐな顔を維持する」→「表情を変えない、真顔でいる、笑いをこらえる、真面目腐った顔をしている」

ex)

I tried hard to keep a straight face, but the funny message on her tote bag made me burst out laughing. 「真顔でいようと頑張ってみたが、彼女のトートバッグに書いてあることが可笑しくて吹き出してしまった」<burst out laughing の他、break into laughter や burst into laughter も同じく「吹き出すように笑う」を意味する>

He always tries to make me laugh, but I make it a rule to keep a straight face so (that) he won't get carried away. 「彼はいつも私を笑わせようとするけど、図に乗るといけないから表情を変えないようにしている」<get carried away 「図に乗る、調子に乗る、我を忘れてウキウキする」>





2019年1月1日(火)晴れのちくもり

身体の部位を使ったイディオム(29)

fall on one's face

*物理的には「(顔から倒れる)バッタリ倒れる」→ 「(無惨に)失敗する、面目を失う」

ex)

The old man suddenly fell on his face. 「その老人は突然バッタリ倒れた」

She said she was confident at first, but looking at the big audience, she got nervous and fell on her face. 「彼女は最初自信があるといっていたが、大観衆を前にして緊張して失敗してしまった」


* 'fall' の後に 'flat' が入るときもあるが、意味は全く同じ。反対の意味を持つ表現は、 'land on one's feet' 「危機を切り抜けてうまくいく、難を逃れる」 'I always land on my feet eventually.' と言うと「私はいつも最終的には危機を乗り越えうまくいく」。




1月2日(水)晴れたり曇ったり

身体の部位を使ったイディオム(30)

pull a face / faces (at someone)

*「顔を引く」とは、顔の筋肉を引く感じで「歪める、しかめっ面をする」という意味で使われる。

ex)

I wonder why he's always pulling faces. 「何故彼はいつもしかめっ面をしているんだろう」

Don't pull a face at me. I'm trying to help you. 「嫌な顔をするなよ。君の力になろうとしてるんだから」

When I told my wife that my mother was coming, she pulled a face at me and went out of the living room. 「妻に母が来ることを告げたら、私にしかめっ面をしてリビングを出て行った」


* 'pull' の代わりに 'make' を使っても同様の意味になる。また、 'pull / make a long face' にすると「浮かぬ顔をする」という意味になる。




1月3日(木)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(31)

by a hair

*「髪一本で」→「紙一重で、僅かな差で」

ex)

In spite of the traffic jam, we made the flight by a hair. 「(交通)渋滞にもかかわらず、紙一重でフライトに間に合った」

The slugger missed hitting the gopher ball by a hair. 「その強打者はもうちょっとのところで、絶好球(ホームランを打てる球)を打ち損ねた」


*同様の意味を持つ表現として、 'hair' の代わりに 'hairbreath' 「毛ほどの隙」, 'whisker' 「頬髭、(猫・ネズミなどの)ヒゲ」を使うことも可能。




1月4日(金)晴れのちくもり

身体の部位を使ったイディオム(32)

get in one's hair

*「誰かの髪の中に入る」『シラミが髪の中に入る』というところから →「イライラさせる、煩わせる、うっとうしい、邪魔をする、困らせる、迷惑をかける」

ex)

Jodie likes gossiping and she gets in my hair while working. 「ジョディは噂話が好きで、仕事中に邪魔をしてくる」

My parents always get in my hair about the course to take after graduation. 「両親はいつも卒業後の進路についてゴチャゴチャ言ってくる」


*反対の意味「邪魔をしない」は、'get out of one's hair' 。




1月5日(土)小雨のちくもりのち晴れ

身体の部位を使ったイディオム(33)

Keep your hair on.

*「髪を着けた状態に維持しなさい」→ 髪が吹っ飛んでるくらい興奮状態になっているので「元に戻して落ち着きなさい」→ 「かっかしなさんな」「まあまあ落ち着いて」「慌てるな」

ex)

Keep your hair on. He won't let you down. 「落ち着けよ。彼は君を裏切らないよ」

We've got plenty of time to get to the station. Keep your hair on. 「駅に着くまで十分時間がある。落ち着けよ」


* 'hair' は主にイギリス英語の表現。米語では 'shirt' を使うことが多い。

 他に「落ち着け」を意味する表現には次のようなものがある:

Calm down. Take it easy. Chill out. Keep your pants on. Just be yourself.

Relax. など




1月6日(日)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(34)

split hairs

*「髪を分ける(髪の毛を1本1本違いをより分ける)」→「些細なことにこだわる、細々とうるさい、重箱の隅を突く、無用な区別をする、屁理屈を言う」

ex)

I think his opinion is about the same as yours. So let's stop splitting hairs. 「彼の意見は君のとほぼ同じだと思うよ。だから些末なことにこだわるのはよそう」

She always split hairs over who did what and how, but I don't care. 「彼女はいつも誰が何をどのようにしたかってこだわるけど、私はどうでもいい」

Not to split hairs, I'm not happy with your idea. 「細かいことを言うようですが、わたしはあなたの考えにしっくりこないんです」





1月7日(月)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(35)

keep one's head above water

*物理的には「頭を水の上に維持する(溺れないでいる)」で、ここから転じて「破産せずに生き延びる、自分の収入だけで生活する、困難にも負けず頑張り続ける」という意味を持つ。

ex)

I can't help working frantically to keep my head above water. 「何とか破産せず生き延びるために、必死で働かざるを得ないんです」

This recession is so serious that I feel myself lucky if I can keep my head above water. 「今度の不景気はとても深刻で、何とか持ちこたえられるだけでラッキーだと感じるほどです」

I'm afraid we can hardly keep our heads above water owing to the recent harmful rumors. 「このところの風評被害で、うちは持ちこたえるのが非常に難しいと思う」




1月8日(火)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(36)

head and shoulders above

*「の上に頭と肩」→「よりずっと優れて、抜きんでて」(「頭一つ出ている」という日本語の感覚に近い)

ex)

The University of Tokyo used to be head and shoulders above the others in Japan. 「東京大学はかつては日本の他の大学より遥かに抜きんでていた」

< 'the others' = the other universities >

As a musician she's head and shoulders above all other artists. 「ミュージシャンとして、彼女は他の全てのアーティストよりずっと優れている」


※ be 動詞の他、 'stand' を使っても同様の意味になる: He stands head and shoulders above any other comedian in popularity. 「人気という点では、彼は他のどのコメディアンより秀でている」

※head-and-shoulders photo と言えば「(肩から上の)顔写真」のこと。




1月9日(水)晴れたり曇ったり

身体の部位を使ったイディオム(37)

make head(s) or tail(s) of

*「~の頭か尻尾・コインの表か裏を作る」では何のことかサッパリ分からない→ 「~の頭か尻尾かの区別がつく、コインの裏表の違いが分かる」( 'make' には「考える、理解する」を意味する場合がある。cf. 'make out' = understand → 「理解する、把握する」(主に否定形で用いられる)

ex)

I can't make head or tail of instructions for uploading videos with my PC. 「パソコンで動画をアップする説明書きを見てもサッパリ分からない」

I can't make head or tail of philosophy books. 「哲学書のことなんか私にはチンプンカンプンだ」


※参考までに "Heads or tails?" と言ってコインを投げそれを手のひらで受けてサッともう片方の手で隠す。「表か裏かどっちだ?」、日本語では「裏か表かどっち?」ということ。



1月10日(木)くもり

身体の部位を使ったイディオム(38)

over the head of

*「の頭部(にまんべんなく覆うよう)に、頭上を」→ 「を追い抜いて、差し置いて」「理解を超えて」

ex)

I wonder why he was able to get promoted over the heads of us. 「彼が我々を差し置いて昇進できたなんて合点がいかない」

This theory must be over the heads of your students. 「この理論は君の学生達には理解ができないに違いない」


※文字通りの意味でも次のように使うことができる: People throw water over the head of the Mizukake-Fudo Buddhist statue. 「皆、水掛不動尊の頭に水をかけます」




1月11日(金)くもり時々晴れ

身体の部位を使ったイディオム(39)

bite one's lip

*日本語とほぼ同じで「(痛み、苦しみ、悔しさ、悲しさ等に耐えて、こらえて)唇を噛む」

ex)

She just had to bite her lip while her husband yelled at her for her wasteful habits. 「彼女は自分の浪費癖について夫が怒鳴っている間(日本語としては『浪費癖のことで夫に怒鳴られている間』とした方が自然)、ただじっと我慢するしかなかった」

You had better bite your lip to keep from reacting to provocation. 「挑発に乗らないようにグッとこらえた方が身のためだよ」


※ 'lip' を 'tongue' に変えると「思ったことを言わないようにする」という意味になる。感覚としては<言ってしまうと炎上する>ような内容。




1月12日(土)くもり

身体の部位を使ったイディオム(40)

on everyone's lips

*「みんなの唇の上に(上る)」→ 「皆の話題になっている、話題の的」

ex)

After the scandal, her name is on everyone's lips. 「そのスキャンダルがあって、彼女の名前は皆の話題の的だ」

The question now on everyone's lips is "Will consumption taxes really rise?" 「話題の的は『消費税は本当に上がるのか?』ということだ」


※日本語の表現は「口に上る、口の端に上る」というふうに「口」が使われる。




1月13日(日)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(41)

one's lips are sealed

*「唇が密封されている」→ 「口を固く閉じる、喋らない、明かさない、箝口令が敷かれている」

ex)

You can trust me with your secret of birth. My lips are sealed. 「君の出生の秘密については私を信用してくれていいよ。絶対誰にも言わないから」

"Please don't tell my boss you saw me here." "Don't worry. My lips are sealed." 「私にここで会ったことを上司には言わないで下さい」「心配しないで。言わないから」


※命令形で使われることが多い表現として、 'button one's lip(s)' がある 「唇にボタンを掛ける」→ 「おしゃべりを止める、黙る」: I don't want to hear any more of your silly talk. Button your lip! 「もうこれ以上君の戯言を聞きたくない。黙ってろ!」





1月14日(月)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(42)

pay lip service to something / someone

*日本語でも使われることのある「リップサービス」。動詞は pay を使って、「~に口先だけのことを言う、おべっかを言う、調子のいいことを言う」という意味で使う。

ex)

It's no use paying lip service to me. 「私にお世辞は通用しないよ」

The politician is just paying lip service to the request from the citizens. 「その政治家は、市民からの要望に対して口先だけいいことを言っているだけだ」

She's likely to pay lip service to male customers, so be careful. 「彼女は男の客におべっかを使う感じだからから、気をつけなさい」

* be likely to は「~する、になる感じ」「~しそうだ、可能性が高い」という表現。




1月15日(火)くもりのち時々雨

身体の部位を使ったイディオム(43)

by word of mouth

*「口の言葉で」→ 「(文書ではなく)口頭で、口伝えで、口コミで」。

I haven't received an official written appointment of my promotion yet. My boss just told me by word of mouth first. 「まだ正式な昇進の辞令をもらったわけじゃないんだ。上司が口頭でまず教えてくれたんだ」

Nasty rumors spread quickly by word of mouth. 「悪い噂はすぐに口から口へ広まってしまう」

I don't trust anything I hear about by word of mouth. 「口伝えで聞いたことなど何も信用しない」


※「文書で、書面で」なら 'in writing'  'on paper' 。 「筆記テスト」は 'written tests' 。'written message' なら、「書かれた伝言」。「口頭の」という形容詞は 'oral' 。




1月16日(水)晴れのちくもり時々小雨

身体の部位を使ったイディオム(44)

down in the mouth

*「口(の中)でダウンしている」→ (口角が下がった様子)「元気がない、しょげてガッカリしている」

ex)

Do you know why she's been so down in the mouth recently? 「彼女この頃元気がないのは何故か知ってる?」

No wonder he's down in the mouth. Abby broke up with him yesterday. 「道理で彼はガックリしているはずだよ。昨日アビーに振られたんだ(アビーが彼と別れた)」

You look down in the mouth. What happened? 「元気がない様子だけど、どうしたんだ?」





1月17日(木)晴れたりくもったり

身体の部位を使ったイディオム(45)

have a big mouth

*「大きな口を持っている」→ 「おしゃべり、口が軽い」

ex)

If Kathy comes to the party, no one else will have a chance to speak. She has such a big mouth. 「キャシーがパーティに来るなら、誰も話をする機会は巡ってこないな。すっげぇ、おしゃべりなんだから」

David's known for having a big mouth. You had better not share your secret with him. 「デービッドは口が軽いことで知られてるんだから。 秘密なんて打ち分けない方が身のためだよ」

When she's around you, be careful of what you say. She has a big mouth. 「彼女が近くにいるときは気をつけて。誰にでも何でもしゃべっちゃうよ」




1月18日(金)晴れたりくもったり

身体の部位を使ったイディオム(46)

follow one's nose

*「鼻に従う、ついて行く」→ 「真っ直ぐ(鼻の向く方向に)進む」「臭いの元を探る」「直感に従って行動する」

ex)

Just follow your nose and walk two blocks. Then you can find the convenience store. 「とにかく真っ直ぐ進んで2ブロック歩けば、そのコンビニが見つかります」

Something must be burning. I'll follow my nose. You stay here. 「何か燃えてるに違いない。見てくる(臭いの元を探ってくる)から、君はここにいろ」

I always follow my nose when I have to make a hard decision. 「難しい選択に迫られるときはいつも直感に従って行動する」

※日本語にも「鼻が利く」という表現があるが、英語でも「鼻が利いて直感に従う」というような意味あいになるものと思われる。




1月19日(土)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(47)

have a nose for

*「のための鼻を持っている」→ 「鼻が利く、直感が鋭い」

ex)

If I had a nose for the fluctuations of market prices, I would be able to earn more money. 「相場の値動きに鼻が利けば、もっとお金を儲けることができるのだが」

The reporter on show business really has a nose for celebrities' scandals. 「その芸能レポーターは本当に有名人のスキャンダルを鋭く嗅ぎつける」


※ 'nose' そのものに「勘、直覚」の意味がある。従って次のような表現もできる:

My nose tells me he's a fraud. 「私の勘では、あいつは詐欺師だ」




1月20日(日)雨のちくもり

身体の部位を使ったイディオム(48)

keep one's nose clean

*「鼻をきれいに保つ」→ 「ヤバいこと(犯罪など)に巻き込まれないようにする、羽目を外さないでおく」

'nose' には「鼻を突っ込む~好奇心を持つ」のような感覚の「鼻」の意味を持つところから、「余計なことに鼻を突っ込んだり(犯罪に手を染めたり)、好奇心を持ちすぎて羽目を外してしまう(探るために鼻を突っ込み鼻先が汚れる)」ことがない状態を 'clean' で表現していると考えられる。

ex)

It seems very difficult to keep your nose clean after you get out of prison. 「刑務所を出てから、面倒なことに巻き込まれないでいるのは難しいみたいだ」

I know he tried hard to keep his nose clean, but eventually he had trouble he couldn't handle. 「彼は厄介ごとに巻き込まれないように頑張っていたんだが、とうとう手に負えないトラブルを抱え込んでしまった」


※上記ほど重くは無いが、似た表現に 'keep one's nose out of' というものがある。これは「ちょっかいを出さない、首を突っ込まないでおく」という意味: Keep your nose out of my business. 「俺のことに首を突っ込むな」のように使う。'None of your business.' や 'Mind your own business.' と同じような意味になる。




1月21日(月)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(49)

pay through the nose

*「鼻を通して支払う」→ 「途方も無く高い、法外な金額を支払う。ぼったくられる」

日本語にはお金に関して「鼻血も出ない」という表現があるが、そこからこのイディオムの感覚が理解できるかも知れない。

ex)

Since it was the only hotel around the village, I ended up paying through the nose for an overnight stay. 「その村の辺りにはそれがただ一軒のホテルだったので、結局一泊するのにぼったくられるはめになった」

You can enjoy quite a feast at that restaurant, but you should know you're going to pay through the nose. 「あのレストランでは凄く豪華な食事を楽しむことができるが、途方も無い金額を払う覚悟をした方がいい」




1月22日(火)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(50)

look down one's nose at someone / something

*「鼻を見下ろして誰か・何かを見る」→ 「上から目線で見る、見下す、軽蔑する」

ex)

The rich man looked down his nose at the shabby mother and child. 「その金持ちの男は、みすぼらしいなりをした母子を見下した」

I don't like her because she seems to look down her nose at enka. 「彼女は演歌をバカにしてるみたいだから好きではありません」


※普通に「見下す、軽蔑する」という表現は、 'look down on someone / something' で、これもイディオムとしてよく知られている。ただ、この表現は、文字通りの「(高台から)見下ろす」という意味でも使われる。




1月23日(水)晴れ

身体の部位を使ったイディオム(51)

poke one's nose in(to)

*「の中に鼻を突き出す」→ 「 余計な口出しをする、おせっかいを焼く、干渉する」

日本語の「首を突っ込む、嘴を入れる」といった表現と同等。

'poke' そのものの意味は、「突き出す、突っ込む」他に「(棒や指で)突っつく」などの意味がある。そして、同様の意味を持つ 'thrust' 'stick' といった動詞が 'poke' の代わりに使われることがある。

ex)

My neighbors often poke their noses into our affairs. 「隣人達は私たちのことにしょっちゅう干渉してくる」

Why does she have to poke her nose into everything of our department? 「彼女は何でうちの部署のことに何かと嘴を入れてこないといけないんだ?」




1月24日(木)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(52)

turn up one's nose (at ~ )

*「鼻を(に対して)上に向ける」→ 「(を)軽蔑する、鼻であしらう、(フンと)そっぽを向く」 (50)のイディオムと近い意味を持つが、「見下す」と「そっぽを向く」という若干のニュアンスに違いがある。

ex)

He's such a fussy eater that he turned up his nose at the local cuisine. 「彼は食べ物にとてもうるさくて、その郷土料理に見向きもしなかった」 *fussy =神経質で小うるさい

The cat turned its nose up at the food the boy held out and walked away. 「その猫は、少年が差し出した食べ物にそっぽを向いて歩き去った」

Throwing a glance at him, she turned up her nose. 「彼に一瞥をくれて、彼女はフンとそっぽを向いた」




1月25日(金)晴れのちくもり

身体の部位を使ったイディオム(53)

bite one's tongue

*文字通り「舌を噛む」という意味で使うことも可能。イディオムとしては、「(浮かんだ言葉が言うには不適切だと思って)言葉を発しない 、言わないようにする」という意味で使われる。

ex)

I thought his new jacket was ugly, but I couldn't help biting my tongue not to hurt his feelings. 「彼の新しいジャケットは酷いモノだと思ったが、気持ちを傷つけないように口を閉ざすしかなかった」

"The weatherman says it's going to rain this weekend." "Bite your tongue! I'm going fishing this Saturday." 「天気予報では週末雨だって」「黙って! 土曜日釣りに行くんだから」

I always have to bite my tongue when my wife complains about me. I'm afraid I'm really a henpecked husband. 「妻が私の文句を言っても、私はいつもダンマリでいないといけない。つくづく恐妻家だと思う」


※以前紹介した 'bite one's lip(s) と同様




1月26日(土)くもり

身体の部位を使ったイディオム(54)

find one's tongue

*「舌を見つける」→ 「(驚きや言葉を失った後に)やっと再びモノが言えるようになる」

ex)

The boy finally found his tongue and told his teacher what happened. 「その男の子はやっと口を開いて、何があったかを先生に話した」

Her boss said such unreasonable things that she was unable to find her tongue. 「上司が余りにも理不尽なことを言うので、彼女は二の句を継げなかった(再びモノを言うことができなかった)」


※この他 'hold one's tongue' なら「黙っている」(bite ~ に近いが、グッと我慢というところまでのニュアンスは薄い)、 'wag one's tongue' 「ベラベラしゃべる」( 'wag' は「(犬が尻尾を)揺り動かす」という意味)等の表現があり、いずれも「しゃべる」ことに関連する。




1月27日(日)くもりのち晴れ

身体の部位を使ったイディオム(55)

slip of the tongue

*「舌が滑ること」→ 「失言、言い間違い、言い損ない」

ex)

He carelessly called his wife by his ex-girlfriend's name. He said it was only a slip of the tongue, but it was too late. 「不用意にも彼は妻を元カノの名前で呼んでしまった。単なる言い損ないだと彼は言ったが、時既に遅しだった」

I didn't quite understand the instructor's explanation because she made a slip of the tongue at the vital point. 「講師の説明は理解不能だったよ。肝心要のところで言い間違えるんだから」

The MC introduced me as Pete's brother, but it was a slip of the tongue. He meant 'nephew'. 「司会者は私をピートの弟だと紹介したが、それは言い間違いで、ホントは「甥」と言いたかったんです」


※ 'tongue' の代わりに 'pen' とすると、「書き間違い」になる。




1月28日(月)くもり

身体の部位を使ったイディオム(56)

tongue in cheek

*「頬の中の舌」では意味を成さないが、これは「軽い冗談で、皮肉って」という意味で使われる。'tongue-in-cheek' と形容詞化することも可能。

ex)

I intended to speak with tongue in cheek, but they seemed offended because I did it with a straight face. 「軽い冗談のつもりで話したが、みんなムッとしたようだった。それは私が真顔で言ったから」

The judge's comments about her speech were tongue in cheek. 「彼女のスピーチについての審査員のコメントには皮肉が感じられた」


※これは、舌で頬の内側を突いた(目は見開く感じ)表情から来ていると思われる。




1月29日(火)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(57)

grind one's teeth

*「歯をぎしぎしこする」→ 「(怒り、悔しさで)歯ぎしりをする」

ex)

I understand your feelings, but it's too late even if you grind your teeth about what happened. 「気持ちは分かるけど、起こってしまったことを悔しがってももう遅い」

It's no use grinding your teeth. You should talk back to her. 「歯ぎしりしていてもしょうがない。彼女に言い返したらいいんだよ」

My husband ground his teeth when I found his secret savings. 「私がへそくりを見つけたとき、夫は悔しくて歯ぎしりしていたわ」


※ 'grind' は穀物などを臼でひいたり、コーヒー豆をひくという意味がベース。その他「研磨する」や「タバコの吸い殻を足でギュギュッと踏みつける」などの意味を持つ。




1月30日(水)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(58)

have a sweet tooth

*「甘い歯を一本持っている」→ 「甘い物好き、甘党である」 単数形の 'tooth' には「趣味、好み」の意味がある。

ex)

I don't have much of a sweet tooth, so you should ask Sandy for something sweet. She has quite a sweet tooth. 「私はあまり甘いものは好まないので、甘いものならサンディに言ったらいいよ。彼女は凄い甘党だから」

I know you have a sweet tooth, but you'd better give up so much sugar in your coffee. 「甘党なのはわかるけど、コーヒーにそんなに砂糖を入れるのはやめた方が身のためだよ」


※一方「辛党」は、一概に言うのはやや難しい。 'drinker' 'a person who goes in for liquor' 文字通り「辛いもの」なら、 'a person who goes in for spicy food' 'a person fond of spicy food' など。*go in for は、「(趣味や習慣として)~する、夢中である、を好む」




1月31日(木)雨模様

身体の部位を使ったイディオム(59)

long in the tooth

*「歯において長い」では何のことかわからないが、これは馬が年を取ってくると、歯茎が下がって歯が長く見えることから、'old' 'aged' 「年老いた」という意味で使われる。

ex)

My car looks a little long in the tooth, but I'm really comfortable driving it. 「私の車はちょっと古い感じに見えるけど、運転のし心地がいいんですよ」

The actor is too long in the tooth to star in the romantic movie. 「その俳優が例の恋愛映画に主演するには年がいきすぎている」

The electric wiring is pretty long in the tooth. It needs to be replaced. 「電気の配線がかなり古くなっているから、取り替えが必要です」




2月1日(金)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(60)

sink one's teeth into

*「に歯を沈める」→ 「(モノを口に)深く咥える、歯を立てる、かぶりつく」→「打ち込む、夢中になる、熱心に取り組む」

ex)

This new project is so interesting that I can't wait to sink my teeth into it. 「今度の新しいプロジェクトはとても興味深くて、(夢中になって)取りかかるのが待ちきれない」

I'm quite satisfied with our new staff sinking their teeth into serving customers with a smile. 「新しいスタッフが、笑顔で接客することに熱心に取り組んでいてとても満足だ」

He didn't hesitate at all to sink his teeth into somebody else's cheeseburger. 「彼は何のためらいもなく、誰か他の人のチーズバーガーにかぶりついた」




2月2日(土)晴れ時々くもり

身体の部位を使ったイディオム(61)

tooth and nail

*「歯と爪」→ 「必死に、死力・手段をを尽くして、極力」という意味で使われる副詞句。動物の闘う様子から来ていると思われる。元々は 'with tooth and nail' で使われた。従って、使われる動詞は 'fight' が圧倒的に多い。

ex)

They are both satisfied because they fought tooth and nail. 「死力を尽くして闘ったから、二人とも満足している」

If you're not going to go at it tooth and nail, you'd better back off. 「必死になって取り組もうとしないのなら、手を引くべきだ」

*go at は、「(仕事に)取り組む、襲いかかる・攻撃する」




2月3日(日)晴れのちくもり

その他のイディオム(1)

lose one's touch

*「触ることをなくす」→ 「下手になる、腕が鈍る、焼きが回る」 名詞の 'touch' には「感触、手際、芸術的技法」という意味があり、それを失うということは、「かつてはもっとうまくできる技術を持っていたのにそれを今ではそれ程うまくできなくなった」ということになる。

ex)

She came back to show business as a singer, but she seems to have lost her touch. 「彼女は歌手として芸能界に復帰したが、どうもかつてのうまさがなくなったようだ」

He's not as vivid a negotiator as he used to be. He's losing his touch. 「彼はかつてほど目を見張るような交渉人ではなくなったな。腕が鈍ってきているよ」

I used to play the piano very well, but I've completely lost my touch. 「昔はピアノをとてもうまく弾けたものだが、今は全くダメになってしまった」


*単に 'lose touch' とすると、「(意図せずに)連絡が途絶えてしまう」という意味になる。 ex) I lost touch with her over the years. 「何年も彼女と連絡を取っていない」




2月4日(月)くもり

その他のイディオム(2)

sit tight

*「堅く、きつく座る」→ 「しっかり腰を据える、根気よくじっと待つ」「主張を曲げない」

ex)

I've decided to sit tight and not sell the car yet. 「まだ車を売らないでじっくり待つことにした」

I know you have a serious injury, but all you can do is sit tight until the ambulance comes. 「君が大けがを負っているのは知ってるが、救急車が来るのをじっと待つしかないんだ」

Don't make haste. Just sit tight and see what happens. 「慌てないで。じっくり構えてどうなるか様子を見よう」




2月5日(火)晴れ

その他のイディオム(2)

ring a bell

*文字通り「ベルを鳴らす」→ 「聞いたことがある、思い出させる」

ex)

The name rings a bell, but I can't remember when and where I heard it. 「名前は聞き覚えがあるのだが、いつどこで聞いたかが思い出せない」

"Look at this picture. Doesn't this remind you of anything?" "No, it doesn't ring a bell at all." 「この写真を見ろ。何か思い出さないか?」「いや、全くピンと来ないです」


※ちなみに「警鐘を鳴らす」なら 'ring an alarm bell' (文字通り)、'sound the alarm' (注意を喚起する)。





2月6日(水)雨のちくもりのち晴れ

その他のイディオム(3)

cut to the chase

*「追跡シーンに切り込む」→ 無声映画時代の特に喜劇映画では追跡シーンがクライマックスだったり、脈絡なく追跡シーンが出てきたりしたことから「遠回しな言い方をやめる、サッサと要点を言う」='get to the point'

ex)

You're just beating around the bush. Now cut to the chase. 「君は遠回しな言い方をしているだけだ。もう単刀直入に言いなさい」 *beat around the bush は、反対の意味。ヤブを叩いて回るというのは、無駄な動きをしている様を表す。

I have to attend an important meeting in a couple of minutes. Just cut to the chase. 「2分で大事なミーティングに出ないといけないんだ。サッサと要点だけを言ってくれ」




2月7日(木)くもり

その他のイディオム(4)

on the ball

*「ボールの上で・に」→ 野球において、'Keep your eye on the ball.' 「ボールから目を離すな」からきているという説が有力。「機敏で、常に油断なく注意をしていて、有能で、印象的で、目立つ」。

ex)

She got that report done so quickly without a mistake. She's really on the ball. 「彼女は早々とノーミスでレポートを仕上げてしまったよ。ホント優秀だね」

If you were more on the ball, this wouldn't have happened. 「君がもっと周到であれば、こんなことは起こっていなかったろうに」

He was really on the ball and finally detected the industrial spy. 「彼は実に油断なく注意を怠らず、とうとう産業スパイを見破った」

*detect は、「見つける、看破する、検知する」などの意味を持ち、'detective' は「刑事、探偵」。




2月8日(金)くもり

その他のイディオム(5)

look like a million dollars/bucks

*「百万ドルのように見える」→ 簡単に言ってしまえば "look great" 「素晴らしく見える、調子が良さそう」。ニュアンスとしてちょっとした『輝き感』がある。

ex)

Wow, Liz, you look like a million bucks in that dress! 「わあリズ、そのドレス、見違えたよ。凄く似合ってる(そのドレスを着ていて素晴らしく見える)」

I heard you left the hospital, and now I'm relieved to see you looking like a million dollars. 「退院したって聞いて、今見たらとても調子よさそうで安心したよ」


※ 'look' の代わりに 'feel' を使うと、「great な気分である」ことを表現できる。 ex) I feel like a million bucks solving tough problems completely. 「難題を完璧に片付けて、メチャクチャ気分がいい」




2月9日(土)くもり

その他のイディオム(6)

go from rags to riches

*「ボロから富に行く」→ 「貧乏から大金持ちになる、極貧から大富豪にのし上がる」

ex)

The famous merchant went from rags to riches. 「その有名な商人は、極貧から大金持ちになりました」

"Warashibe Choja" or "The Straw Millionaire" is a typical story about a person who went from rags to riches. 「『わらしべ長者』は、一文無しから大金持ちになる人を描いた代表的な(典型的な)お話です」


※普通に表現すれば、'rise from poverty to great wealth' 。日本語の「ぼろは着てても心は錦」という精神的なものとは違って、こちらは物理的なものを表す。




2月10日(日)晴れ時々くもり

その他のイディオム(7)

pony up

*アメリカで「お金(特に支払いが遅れているもの、当然支払うべきもの、割高な金額等)を支払う」という意味で使われる。何故 'pony' なのかについては定かではない。

ex)

You have to pony up more cash if you want to receive full versions of video streams. 「フルでビデオストリームを見たいなら、もっとお金を払わないといけない」

I had to pony up $50 for a tiny sandwich at the airport. 「空港で小さなサンドイッチに$50も払わされた(支払わなければならなかった)よ」

When are you going to pony up the money I lent you the other day? 「この前貸した金をいつ返す気だ?」


※この表現は、日本語の解説と英語の解説でややニュアンスの違いがある。ここでは、英語の解説に基づいて説明し、例文を載せた。ちなみに日本語の解説では、「決済する、嫌々上げる」等となっている。




2月11日(月)くもり

その他のイディオム(8)

break even

* 'break' には「の状態になる」という意味があり、 'even' 「平、均衡、五分五分等」が付いて、「帳尻が合う、とんとんになる、損得無しになる」という意味になる。

ex)

I'm now relieved to break even on my investment. 「投資の元が取れて安堵した」

How many hotdogs do you have to sell to break even? 「元を取るのにいくつホットドッグを売らないといけないの?」

You shouldn't ask for anything better than that if you broke even after gambling all night. 「徹夜でギャンブルやってトントンなら御の字だ(それ以上求めない方がいい)」


※ 'break-even-point と言うと「採算が取れるポイント、損益分岐点」を意味する。




2月12日(火)晴れ時々くもり

その他のイディオム(9)

in the red

* 'the red' は「赤いインク・文字で書かれたもの」ということで、「赤字」。→ 「赤字状態で」。

ex)

The newspaper company was over 1 billion yen in the red last year. 「その新聞社は昨年10億円以上の赤字を出した」

I can't believe our company is in the red. 「ウチの会社が赤字なんて信じられない」

She always complains that the management of their household budget is too difficult not to be in the red. 「彼女はいつも、家計を赤字にならないようにやりくりするのが大変すぎるとぼやく」


※ 'red' を 'black' にすると、これも文字通り「黒字」になる。




2月13日(水)晴れたりくもったり

その他のイディオム(10)

make (both) ends meet

*「両端を合わせる」→ 「帳尻を合わせる、生活の収支を合わせる、収入の範囲内でやっていく、家計をやりくりする」。元々 'both' があったが今は省略されることも多い。

ex)

My wife often complains to me that I don't know how hard it is to make ends meet. 「妻はよく私にどれだけ生活のやりくりが大変かわかってないとぼやく」(前回の例文も参照)

I'm thinking of getting another job to make ends meet. 「生活の収支を合わせるために、もう一つ仕事をしようかと考えています」

Because I've finished paying the loan, it'll be easier to make ends meet. 「ローンを払い終えたので、家計のやりくりが楽になるでしょう」







2月14日(木)くもり時々晴れ

その他のイディオム(11)

a piece of cake

*「一切れのケーキ」→ 「楽に・簡単にできること、朝飯前にできること、いともたやすいこと、お茶の子さいさい、屁のカッパ」

ex)

"Are you sure you can walk to the next gas station?" "Sure. Just three miles. It's a piece of cake for me." 「次のガソリンスタンドまで本当に歩けるの?」「もちろんさ。5キロもないんだから(約4.8キロ)。僕には楽勝だよ」

I was afraid I would be really nervous at the interview, but it turned out to be a piece of cake. 「面接でメチャクチャ緊張すると思ったけど、いざ受けてみると簡単だった」 * 'turn out (to be / do)' は、「結局~だとわかる、という結果になる」

It must be a piece of cake for a figure skater to spin around a hundred times. 「フィギュアスケーターなら100回転するなんてヘッチャラに違いない」

※特に会話では 'a' が省略されることも多々ある。




2月15日(金)くもり

その他のイディオム(12)

couch potato

*「ソファのジャガイモ」→ 最近はそのまま「カウチポテト」という言い方が聞かれるようになった。意味は「ソファにずっと寝っ転がって、ジャかイモのようなスタイルでテレビを見続けている人」ということで、単に「怠惰な人」を表す場合もある。

ex)

My husband is such a couch potato on his days off that he lies on the couch watching TV all day. 「夫は休みになると1日中ソファに寝そべってテレビを見るまさにカウチポテトよ」

Stop being a couch potato. Help me clean the rooms. 「テレビ見てダラダラしてないで、部屋の掃除を手伝いなさい」

Too much exercise is as bad for the health as being a couch potato. 「運動のしすぎは、カウチポテトでいるのと同じくらい健康に悪い」




2月16日(土)くもり

その他のイディオム(13)

in hot water

*「お湯の中にいる」→ 「苦境に陥った、面倒な・困った・危険な状況で」更にその結果、罰や報復を受けることなりかねない、いわゆる「ヤバイ」状況にあることを表す。

ex)

I'm in hot water now because Kathy found out I went fishing with Melinda the other day. 「今ヤバいんだ。キャシーにばれたんだよ。この前メリンダと釣りに行ったことが」

The politician has found himself in hot water over his discriminatory remarks in the past. 「その政治家は過去の差別発言で窮地に陥っていると自覚した」

He got himself in(to) hot water by being late for the important meeting. 「彼は重要な会議に遅刻して自ら窮地に陥った」


※他の表現: in trouble, in a difficult situation




2月17日(日)

その他のイディオム(14)

not one's cup of tea

*「(ある人の)カップいっぱいのお茶ではない」→ 「(ある人の)好みではない、嗜好に合わない」紅茶は世界で水に次いで大量に飲まれている飲み物で、種類も多い。従って、好きなものとそうでないものが存在する。ということでこのフレーズが好みではないことを言うときに使われるようになったらしい。

ex)

You go to the concert without me. Listening to classical music isn't my cup of tea. 「俺は行かないから、君たちだけでコンサートに行ってくれ。クラシックを聴くのは性に合わない」

"Hey, Bob. Wake up. Watch the movie." "Sorry. Romantic comedies aren't my cup of tea." 「ボブったら、起きて映画見なさいよ」「ゴメン。どうもラブコメはダメみたいだ」

* 'love comedy' は、和製英語。


※ 'not' の無い肯定文はあまり使われない。





2月18日(月)

その他のイディオム(15)

cool as a cucumber

*「キュウリのようにクール」→ 「(困難、難しい、イライラするような、ビックリするような状況にあって)落ち着き払っている、とても冷静な」 キュウリはヒンヤリした印象が強いことから、このように使われるようになったと思われる。

ex)

I admire him because he was cool as a cucumber even in the emergency . 「彼は凄いよ(賞賛する)。緊急時でも冷静沈着だったんだ」

She was the only person (that was) cool as a cucumber when everybody else was in panic. 「他のみんながパニックに陥っているときに、彼女だけは落ち着き払っていた」

You looked cool as a cucumber even surrounded by big names. 「お歴々に囲まれていても、君は冷静に見えたよ」 * 'big names' は 「大物、お歴々、有名人、錚々たる人々」


※元々は、 'as cool as a cucumber' だったと思われるが、最初の 'as' はよく省略される。





2月19日(火)雨のちくもり

その他のイディオム(16)

eat like a horse

*「馬のように食べる」→ 「(馬のように)大食いする」 'horse' を 'pig' に変えても同様の意味になる。

ex)

Look at him. He's eating like a horse. No wonder he's so fat. 「あいつ見ろよ。すげぇ食ってるよ。道理でデブになるわけだ」

I didn't mean to eat like a horse, but the food was so good (that) I couldn't stop. 「馬鹿食いするつもりなんかなかったけど、料理があまりにも美味しくて止まらなかった」

You should quit eating like a horse late at night. 「夜遅く大食いするのはやめた方がいいよ」


※日本語の参考として、同じ意味で「馬食する」が存在するが、使われることはあまりない。「鯨飲馬食」(鯨が水を飲むように多量の酒を飲み、馬のように大食する)→(一度に沢山飲み食いする)や同様の意味として「牛飲馬食」という四字熟語もある。

しかし、実際には馬はそれ程の大食漢ではないのだが、身体の大きさからの印象なのか、日本語でも英語でもこのような表現があることは興味深い。




2月20日(水)薄曇りのち晴れ

その他のイディオム(17)

food for thought

*「考えのための食べ物」→ 「考えの糧」→ 「考えるべき、考慮すべき事柄、精神的刺激を与えるもの」」

ex)

The documentary film gave me food for thought. 「そのドキュメンタリー映画を見て色々考えさせられた」

The professor's lecture was very interesting and gave me much food for thought. 「その教授のレクチャーはとても興味深く、参考になることが多かった」

Your idea is certainly food for thought although I don't think it's that easy. 「君のアイデアは確かに一考の価値がある。そんな簡単なものじゃないとは思うがね」


※物事を考える際の「栄養」という捉え方ができる。




2月21日(木)薄曇り

その他のイディオム(18)

packed like sardines

*「鰯のようにパックされた」→ 「ぎゅうぎゅう詰めの、すし詰めの、メチャクチャ混雑した」 オイルサーディンのような缶詰を開けたときの印象から来ている。

ex)

We don't want to be packed like sardines in your small van for hours. 「俺たちお前のちっぽけなバンに何時間も押し込められたくないよ」

All rush-hour commuters can do is endure being packed like sardines on the train. 「ラッシュアワーの通勤客ができることは、ひたすら電車ですし詰め状態に耐えることだけです」

We were all packed like sardines at the concert in Steve's live music club, but we had a great time. 「私たちはスティーブのライブハウスでのコンサートでぎゅうぎゅう詰めだったけど、とても楽しい時を過ごした」


※ packed の後に 'in' を入れる場合もある。




2月22日(金)くもり時々晴れ

その他のイディオム(19)

a bad apple

*「悪い、傷んだ、不味いリンゴ」→ 「周りに悪影響を与える者(物)」 "A bad apple spoils the bunch." 「腐ったリンゴは周りのリンゴも腐らせる」という諺から。

ex)

Instead of studying, I used to hang out with bad apples when I was young. 「勉強もせずに、若い頃は悪い連中とよくうろついたものだ」

There might be a bad apple in that section, but most of them are nice and efficient workers. 「その部署にも一人くらい良からぬヤツが居るかもしれないが、ほとんどは気のいい有能な社員達だ」

No one likes her because she's such a bad apple. She shouldn't blame anyone but herself. 「彼女はゲス女で誰からも好かれない。身から出た錆だ(誰かを責めるのではなく、自分自身を責めるべきだ)」


※ bad の代わりに rotten 「腐った」でも同じ意味。





2月23日(土)くもり時々晴れ

その他のイディオム(20)

chase rainbows

*「虹を追いかける」→ 「非現実的な夢や目標を持つ」

ex)

You can't afford to keep chasing rainbows forever. You had better get a steady job. 「いつまでもできそうにない夢を追いかけている余裕なんかないぞ。定職に就くのが身のためだ」

My daughter is dreaming of becoming a pop star, but it seems to me that she's just chasing rainbows. 「娘はポップスターになることを夢見ているんですが、私にはただ非現実的な夢を描いているだけに思えるんです」

It might be OK to chase rainbows while you are young, but some day in the near future you'll have to stop it and face up the reality. 「若いうちは叶わぬ夢を追いかけるのもいいかもしれないが、いつか近い将来それはやめて現実を直視しなければならない時が来る」


※ chase dreams とすると「可能性がある夢」。 rainbow は見えても掴めないので「非現実的」となるので、使い分けが必要。ちゃんとして夢に向かって頑張っている人には使えないフレーズ。




2月24日(日)くもり時々晴れ

その他のイディオム(21)

Every cloud has a silver lining.

*「全ての雲には銀の裏地がある」→ 「悪い事にも良い面はある」→ 「不幸中にも幸いあり」

ex)

I know you failed to get the leading role in the audition, but you should remember every cloud has a silver lining. 「君がオーディションで主役を取れなかったのは承知しているが、何が幸いするかわからないって」

I'm sure I got mentally stronger by losing the match for the first time. Now I know every cloud has a silver lining. 「試合に初めて負けたことで私は精神的に強くなりました。悪い事があっても、その中に幸いがあるということを身をもって知りました」

I was extremely depressed when I got fired. Now I've found a new job that seems much better than the last one. Every cloud has a silver lining. 「首になったときはメチャメチャ凹んだよ。今は新しい仕事を見つけたんだけど、前のよりずっと良さそうなんだ。不幸あっても幸いありだね」




2月25日(月)晴れ時々くもり

その他のイディオム(22)

make waves

*「波を作る」→ 「波乱を起こす、波風を立てる、事を荒立てる」 日本語でも「波」が使われる。

ex)

Public workers tend to dislike anyone that makes waves. 「公務員の傾向として、波風を立てるどんな人間も好まない」

It is advisable for you not to make waves. 「波風を立てないことが得策だよ」

Everything has been settled now. So don't ever make waves any more. 「今やっと全てが落ち着いたところだから、もう決して波風立てるのは止めてくれよ」




2月26日(火)晴れ時々くもり

その他のイディオム(23)

make a mountain out of a molehill

*「もぐら塚から山を作る」→ 「大げさに言う、針小棒大に言う」

ex)

Don't worry. She always makes mountains out of molehills. 「気にすんな。彼女はいつも大げさなんだから」

You were only fined for speeding. That doesn't mean your license has ever been suspended or anything. You're just making a mountain out of a molehill. 「スピード違反で罰金を取られただけだろ。免停とかを食らったわけでもあるまいし、君は大げさすぎるんだよ」

The MSM is so biased that they often make mountains out of molehills especially about the LDP. 「大手メディアの偏向は甚だしく、特に自民党のことになると度々針小棒大に報ずる」

*MSM = mainstream media : major TV networks and large newspapers

*biased 「バイアスがかかっている、偏向している」

*LDP = Liberal Democratic Party




2月27日(水)薄曇りのちくもり

その他のイディオム(24)

walk on air

*「空気の上を歩く」→ 「ウキウキする、有頂天になる、天にも昇る気になる、夢心地である、上機嫌だ」

ex)

I've been walking on air since Mary said OK to have a date with me. 「メアリーが僕とデートしてもいいって言ってくれてから、心ウキウキ天にも昇る気持ちだよ」

I found myself walking on air to know my wife was pregnant. 「妻の妊娠を知って、天にも昇る気持ちになっている自分がいた」

I know you are walking on air having passed the exam, but you should know you've just stood at the starting point. 「試験に合格して有頂天になるのはわかるけど、ほんのスタートラインに立っただけだということを忘れてはいけない」




2月28日(木)雨のちくもり

その他のイディオム(25)

castle in the sky

*「空の城」→ 「天空の城」→ 「夢のまた夢、実現しそうにないこと、絵空事、絵に描いた餅」

ex)

Traveling around the world used to be a castle in the sky a century ago. 「百年前には世界を旅行して回るなんて夢のまた夢だった」

Yoko always tells me she's going to be a movie star, but it's just a castle in the sky if you ask me. 「洋子はいつもぼくに映画スターになるんだって言うけど、僕に言わせりゃそんなの絵に描いた餅さ」

Don't just build castles in the sky. Face the reality. 「理想ばかり夢見ないで、現実に目を向けなさい」






3月1日(金)晴れ時々くもり

その他のイディオム(26)

salt of the earth

*「地球の塩」→ 「地の塩」神を信じる者は腐敗を防ぐ塩のように社会・人心の純化の模範であれ、というキリストの教えから。→ 「立派な尊敬すべき人(々)、模範となる人」

ex)

Ken is such salt of the earth that he donates ten percent of his salary to charity every month. 「ケンは、とても尊敬できる人で、毎月給料の1割をチャリティに寄付しているんだ」

Those volunteers are really the salt of the earth. They are all caring and dedicated. 「あのボランティア達は本当に立派です。皆やさしく思いやりがあって、献身的です」

I think she's the only person in that family that you can trust. She's the salt of the earth. 「あの家族で信頼できるのは彼女だけだと思う。彼女は立派で尊敬できる人だ」




3月2日(土)晴れのちくもり

その他のイディオム(27)

break the ice

*「氷を割る」→ 「凍ったようなその場の雰囲気を、話の口火を切るなどして和ませる、話を切り出す」

ex)

She sneezed when nobody would speak. It was a good chance to break the ice. 「誰も話そうとしない中、彼女がくしゃみをした。それがきっかけで場が和んだ」

I met my girlfriend's father the other day. I tried hard to break the ice in vain. 「この間彼女のお父さんに会ったんだ。何とか和むように口火を切ろうとしたんだけど駄目だった」

* in vain 「~したが無駄だった、効果がなかった、虚しく終わった」

Most people were very nervous at the grand formal party, but the smile and brilliance of the president's wife did a lot to break the ice. 「盛大なフォーマルパーティの場でほとんどみんな大変緊張していたが、社長夫人の笑みと華やかさがその場を和ませるのに大きな役割を果たした」




3月3日(日)くもり

その他のイディオム(28)

bury one's head in the sand

*「砂に頭を埋める」→ 「現実を直視しない、無いことのように振る舞う、知らぬ振りをする」これはダチョウの習性(敵に追われると砂に頭だけを隠す)に関する言い伝えから。日本語の「頭隠して尻隠さず」"behaving like an ostrich" (悪事や欠点の一部だけを隠して、全部隠した気になっている)とは意味あいが違う。

ex)

They always bury their heads in the sand about inconvenient matters to them. 「彼らは自分たちの都合の悪い事になると、知らんぷりをする」

Don't bury your head in the sand about your swelling on your shoulder. You should go see a doctor. 「肩にできた腫れ物を無かったことにできないよ。医者に診てもらうべきだ」

You're just pretending everything is all right, aren't you? Don't bury your head in the sand. 「万事うまくいっている振りをしているだけだろ? 現実に目を向けなきゃ」




3月4日(月)雨のちくもり

その他のイディオム(29)

(as) clear as mud

*「泥のようにクリア」→ 「全く不透明、訳がわからない、ちんぷんかんぷん」

ex)

I guess I need to call the support center because the instructions in this manual are as clear as mud. 「サポートセンターに電話する必要ありかな。だってこのマニュアルの説明、全く訳がわからないから」

The discussion on the present world situation is too complicated and clear as mud to me. 「今の世界情勢に関する討論は複雑すぎて、私には全くちんぷんかんぷんだ」

He may be a great songwriter, but I'm afraid most of his lyrics are as clear as mud. 「彼は偉大なソングライターかもしれないが、残念ながら彼の詞のほとんどは意味不明な感じだ」




3月5日(火)晴れ

その他のイディオム(30)

between a rock and a hard place

*「岩と堅い場所の間で・に」→ 「板挟みになって、どうしようもなくなって、にっちもさっちもの状態で」

ex)

It is not uncommon for a husband to be between a rock and a hard place about problems between his mother and wife. 「夫というものはとかく嫁と姑の問題で板挟みになりがちだ」

She's now between a rock and a hard place. If she challenges her boss about his decision, he's going to be displeased but if she doesn't, her staff are going to distrust you. 「彼女は今、全くどうしようもない状態なんだ。ボスの決断に異議を唱えれば、彼の機嫌を損ねるだろうし、かといってそうしなければ、自分のスタッフの信用を失うことになるから」

The Prime Minister finds himself stuck between a rock and a hard place. Whichever course of action he chooses, he'll definitely lose the support of some people. 「総理大臣は身動きが取れない状態であると覚った。どちらの行動を取っても確実に一定の国民の支持を失うからだ」




3月6日(水)くもりのち夕方から雨

その他のイディオム(31)

bark up the wrong tree

*「間違った木を見上げて吠える」→ 「全くの見当違い、お門違いをする」

ex)

If you think I'll give you financial support, you're definitely barking up the wrong tree! 「もし私が君に資金援助すると考えているなら、全く見当違いな話だ」

He barked up the wrong tree when he applied for such a good position with his performance. 「彼があの実績でそんな良いポジションに応募した時があったが、全くお門違いだった」

If you suspect she has stolen the diamond ring, you're barking up the wrong tree. 「彼女がダイヤの指輪を盗んだと疑っているなら、あなたは全くの見当違いをしている」




3月7日(木)くもり

その他のイディオム(32)

can't see the forest for the trees

*「木を求めて森が見えない」→ 「木を見て森を見ず、状況が見えていない、灯台もと暗し」

ex)

You're too fussy about details, so you can't see the forest for the trees. 「君は細部にこだわりすぎだから、木を見て森を見ずになるんだ」

He's feeling miserable because he forgot to bring a present for her, but she says she doesn't care about that and it's much more important to have him come to see her. It seems he can't see the forest for the trees. 「彼女にプレゼントを持ってくるのを忘れたことで、彼は情けない思いをしているが、彼女はそんなことはどうでもいい、会いに来てくれたことの方が大事だと言っている。彼は肝心なことがわかっていないようだ」

I'm afraid you can't see the forest for the trees. Following the teaching manual is important, but it's not as important as seeing if your students really understand what you're saying. 「木を見て森を見ずになってる気がするな。指導要領に従うことは大事だが、学生達が君の言っていることがわかっているかどうかを把握することほどは重要ではないんだよ」





3月8日(金)晴れ

その他のイディオム(33)

beat around the bush

*「茂みの周りを叩く(獲物を追い出して狩るために)」→ 「要点に触れない、遠回しに言う」 狩ることがメインイベントで、茂みの周りを叩くことはその前哨戦というところから。

ex)

"Aren't you thinking of driving to the supermarket for grocery shopping?" 「食料品の買い出しにスーパーまで車で行くなんて考えてない?」

"Yeah, I am. But why?" 「行くつもりだけど、なんで?」

"Well, I need to buy some beef and vegetables for dinner this evening, but my car has broken down." 「あのさ、今日の晩ご飯用に牛肉と野菜を買う必要があるんだけど、ウチの車が壊れちゃっててさ」

"Hey, don't beat around the bush. You want a ride, don't you?" 「もう、回りくどい言い方しないでよ。乗っけて欲しいんでしょ?」


Let me tell you what you should know before interviewing him. He's a nice and sensible person but never beats around the bush. 「彼にインタビューする前に知っておきべき事を言っておくよ。彼は分別もあるしいい人だけど、決して遠回しな物言いはしないからね(ハッキリものを言う人だからね)」




3月9日(土)晴れ時々くもり

その他のイディオム(34)

out of the woods

*「森から出て」→ 「危機、困難、窮地等を乗り越えて、抜け出して、峠を過ぎて」

ex)

If her temperature is down tonight, she'll be out of the woods. 「今晩彼女の熱が下がれば、峠を越えるでしょう」

Her surgery went well all right, but the doctor says she's not out of the woods yet. 「彼女の手術はうまくいったことはいったが、医者が言うにはまだ峠を越してはいないそうだ」

We've been trying hard to improve management efficiency, and if our sales get stronger, we should be out of the woods by the end of the fiscal year. 「我々は経営努力を懸命に続けており、売り上げが伸びてくれれば、今会計年度末までには危機を脱するはずであります」




3月10日(日)雨

その他のイディオム(35)

nip (something) in the bud

*「発芽期に摘み取る」→ 「芽のうちに摘み取る、大事にならないうちに芽を摘む(断つ)」

ex)

Deflation won't stop if the government keep on sitting on their hands. They should have nipped it in the bud much earlier. 「政府が手をこまねいていたらデフレは治まらない。もっとずっと早いうちにその芽を摘んでおくべきだった」

Most cancers can be nipped in the bud when detected early. 「早期に発見されれば、ほとんどの癌は大事に至らないうちに断つことができる」

If you find even a small problem among the members, you should try to nip it in the bud. 「仲間内にたとえ小さな問題でも発見したなら、大事に至らないように芽を摘んでおくことだ」


※日本語の「芽を摘む」は、例えば「子供の成長の芽を摘む」ような行為のことを言い、良い意味で使われることはない。このイディオムは「悪い芽を大きくならないうちに摘み取って事無きを得る」という意味なので、区別が必要。




3月11日(月)くもり

その他のイディオム(36)

let the dust settle

*「埃を落ち着かせる」→ 「ほとぼりが冷めた状態にする、状況が落ち着いた状態にする」

ex)

You should let the dust settle from the recent scandal before you appear in the media again. 「再びメディアに出る前に、最近のスキャンダルのほとぼりを冷ました方がいい」

Things have been really hectic lately, so let's all take a bit of a break and let the dust settle. 「ここのところ色々バタバタしているので、みんなちょっと小休止して状況が落ち着くのを待とう」

Let's just let the dust settle before we decide what to do next. 「この次どうするかを決めるのは、物事が落ち着いてからの方がいい」




3月12日(火)くもり一時雨のち晴れ間

その他のイディオム(37)

the tip of the iceberg

*「氷山の先端」→ 「氷山の一角、物事のごく一部、大きな全体のうちのほんの一部分」

ex)

Unusual heavy rainfalls are just the tip of the iceberg in terms of the global warming. 「異常な豪雨は、地球温暖化の観点からするとほんの氷山の一角に過ぎない」

That company gets more than a hundred complaints every month and that's just the tip of the iceberg. 「あの会社には毎月100件以上の苦情が寄せられていて、しかもそれはほんの氷山の一角に過ぎない」

This latest scandal in the government is only the tip of the iceberg. There must be much more corruption going on. 「最近の政府に起きたこのスキャンダルは、ただの氷山の一角だ。もっと多くの不正が行われているに違いない」




3月13日(水)くもり時々晴れ、西寄りの風やや強し

その他のイディオム(38)

down to earth / down-to-earth

*「地球に降りた」→ 「地に足を付けた、現実的な、道理をわきまえた、分別のある、理にかなった、控えめな」

ex)

She's so gorgeous that he may think she won't want to speak to him, but actually she's very friendly and down to earth. 「彼女は凄くキレイで魅力的だから、彼なんかに話しかけたくないと自分では思うかもしれないが、実は彼女はとても人なつっこくて道理をわきまえた人なんだ」

I like his down-to-earth approach to various kinds of problems. 「私は彼の様々な問題に対する現実的な取り組み方が好きだ」

I was worried that the repair costs of the outer wall of my house would be too much for me to pay, but the prices were actually down to earth. 「うちの外壁の修理に費用がかかりすぎて払えないのではないかと心配したが、実際には納得のいく額だった」

Osakan people are known as very nosy and barefaced, but this is not applicable for all of them. Many of them, in fact, are down to earth. 「大阪人は詮索好きで厚かましいことで知られているが、全員に当てはまるわけではない。事実、多くは分別をちゃんとわきまえている」




3月14日(木)くもり時々晴れ

その他のイディオム(39)

gain ground

*「地面、土地を手に入れる」→ 「陣地を得る、前進する、普及する、優勢になる」

ex)

Our new AI tool is gaining ground against that of our competitor. 「うちの新AIツールはライバル会社(競争相手)のものより優勢になっている」

We could steadily gained ground although it was very tiring and confusing work. 「実にウンザリするややこしい仕事だったが、我々は着実にこなすことができた」

There are certain reasons why Christianity hasn't gained ground so much in Japan. 「キリスト教が日本でそれ程広まっていないのには、確かな理由がある」

We need to start gaining ground now if we want to get back to our base camp before sunset. 「日没までにベースキャンプにたどり着きたければ、もう前進を開始する必要がある」




3月15日(金)晴れ時々くもり

その他のイディオム(40)

sail close to the wind

*「風の傍を航海する」→ 「法律すれすれの行為をする、危険な真似をする、危ない橋を渡る」

ex)

They fired one of their sales rep because she sailed too close to the wind. 「会社は営業担当の一人を、あまりにも法律に触れそうなことをするので解雇した」

He's made three careless mistakes at work this week. I'm afraid it's sailing close to the wind. 「彼は今週仕事で不注意によるミスを3回もやってしまった。これはちょっと不味い状況のように思う」

She used to be an able lawyer, but she often sailed dangerously close to the wind. 「彼女は昔、敏腕弁護士だったんだが、たびたびヤバイほど危ない橋を渡ったもんだ」




3月16日(土)早朝雨のちくもり時々晴れ

その他のイディオム(41)

go with the flow

*「流れと共に行く」→ 「流れ・成り行きにに任せる、時流に任せる」

ex)

She didn't want to go into the hauntedhouse in the amusement park, but everyone else liked it, so she couldn't help going with the flow. 「彼女は遊園地のお化け屋敷に入りたくなかったが、他のみんなが入りたがったので、成り行きに任せるしかなかった」

You don't have to worry about the future too much. Just take it easy and go with the flow, and you'll find something important for you. 「将来のことを心配しすぎないで。力を抜いて流れに任せてごらん、そしたら君にとって大切な何かが見つかるから」

Stop poking your nose into their business. You should try to go with the flow and see what happens. 「彼らのことでお節介は止めろよ。ちょっと流れに任せてみて、どうなるかを見守ればいいんだよ」




3月17日(日)くもり時々雨 風強し

その他のイディオム(42)

pour oil on troubled waters

*「荒れた海や川に油を注ぐ」→ 「騒動や騒ぎを鎮める」これは今のイメージとは違って、昔適切な量の油を波立った海に注ぐことで、油は薄く広く海を覆って波を沈めさせたらしい。そのことから生まれた表現。当初単数形の'water' だったが今では 'waters' と複数形にすることが多い。

ex)

If Ken and Paul are arguing again, how about sending their uncle in to talk to them? He's very good at pouring oil on troubled waters. 「ケンとポールがまた口論しているのなら、彼らの叔父さんを呼んで話してもらったらどうだろう?彼はゴタゴタを鎮めるのが得意だから」

Extremists' demonstrations are going on. I wonder who can pour oil on troubled waters. 「過激派のデモが続いている。一体誰が収めることができるのだろう」

It seems my wife and mother can't get along with each other. I want to find someone who can pour oil on troubled waters. 「女房とお袋はどうも仲良くやっていけないようだ。何とか収めることができる人を見つけたいよ」




3月18日(月)晴れ

その他のイディオム(43)

a rising tide lifts all boats

*「上げ潮は船をみな持ち上げる」→ 「経済が良くなれば皆その恩恵を受ける、全体で良くなる」

ex)

Only if the economy got better, a rising tide would lift all boats. 「経済が良くなりさえすれば、皆が潤うのだが」

Frustration over inequality tends to be absent during periods of steady economic growth because a rising tide lifts all boats. 「不平等に対する不満は、堅調な経済成長期にはなりを潜める。それは皆がその恩恵を被るからだ」

If the economy shows some signs of recovering, much more people will start investing. A rising tide lifts all boats. 「経済がいくらかでも復調の兆しを見せ始めたら、もっとずっと多くの人達が投資を始めるだろう。全体を押し上げる効果がある」




3月19日(火)雨のちくもり

その他のイディオム(44)

once in a blue moon

*「青い月に1回」→ 「めったにない、ごく稀に」= very rarely, seldom 

由来の説は2つ:一つ目は火山の爆発の後などに、空中に漂う細かい粒子のために月が青く見えることがある。そしてもう一つは、2~3年に1回、ひと月に2回満月になるときがあり、その2回目の満月を 'blue moon' と呼ぶことから。

ex)

I regret I visited my father only once in a blue moon now that he has passed away. 「亡くなった今になって、めったに親父の顔を見に行かなかったことを後悔している」

Eric drinks once in a blue moon since he made a big mistake while drunk several years ago. 「エリックは、数年前に酒で大失敗したので、滅多に飲むことはない」

I eat lamb only once in a blue moon because I prefer beef and pork. 「私は牛肉や豚肉の方が好きなので、ラム肉は滅多に口にしない」




3月20日(水)晴れ時々くもり

その他のイディオム(45)

rain or shine

*「雨だろうが晴れだろうが」→ 「何があっても、何がどうあろうとも」

ex)

The event will take place rain or shine. 「晴雨に関係なく、そのイベントは開催される」

Rain or shine, I'll always love you. 「どんなことがあっても、いつのときも私はあなたを愛しています」

She promised to support you, rain or shine. 「どんなことがあっても彼女は君を応援すると約束したよ」




3月21日(木)朝のうち雨降ったり止んだり後くもり

その他のイディオム(46)

When it rains, it pours.

*「雨が降るときは、土砂降り」→ 「降れば土砂降り」→ 「泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり、弱り目に祟り目、傷口に塩を塗る、良いことも悪いことも立て続けに起こる」

英語の説明では―When something good or bad happens it will happen again in a short period of time or it will get worse.―とあるので、必ずしも悪い事のみに使われるのではない。

ex)

I haven't gotten a new job for several months, but suddenly I have a couple of job interviews this week. When it rains, it pours. 「もう何ヶ月も新しい仕事が見つかっていなかったが、突然今週、二つも面接が入った。(幸運が)来るときは来るもんだ」

Everyone in my family has come down with the flu. When it rains, it pours. 「家族みんながインフルにかかってしまったんだ。もう踏んだり蹴ったりだよ」

I now have a new boss at the office and two newbies to train while working on a new project. When it rains, it really does pour! 「会社じゃ新プロジェクトが動いてるというのに、新しい上司は来るわ、二人の新人を研修しないといけないわで、泣きっ面に蜂もいいとこだよ」




3月22日(金)くもりのち晴れ風強し

その他のイディオム(47)

calm before the storm

*「嵐の前は静か」→ 「嵐の前の静けさ」→ 「大きな事件や異変が起こる前の一時的に訪れる不気味な静けさ]

ex)

The stockholders' meeting has just started and it's peaceful now, but this is only the calm before the storm. 「株主総会は始まったばかりで、今は平穏だが、これは嵐の前触れに過ぎない」

This busy street in the city was strangely quiet that day. Little did people know, it was just the calm before the storm. 「街にあるこの繁華な通りは、その日は妙に静かだった。人々は知る由もなかった、それが大変なことが起こる予兆であることを」

See, this is the calm before the storm—the lunchtime rush will turn this small cafeteria into a mad house. 「ほら、これが嵐の前の静けさというヤツさ―昼時になろうものなら、この小さなカフェテリアはごった返して大変な場所と化するんだ」




3月23日(土)晴れたりくもったり

その他のイディオム(48)

under the weather

*「天気の下に」→ 「体調が良くない、気分が優れない、気持ちが落ち込んでいる、気が滅入っている」 天候や季節に関係なく使える。

ex)

I was under the weather yesterday, but now I'm feeling all right now. 「昨日はあまり調子が良くなかったけど、今はもう大丈夫だ」

Do't you remember last night at the izakaya at all? You were really under the weather and quite silent! 「夕べ居酒屋でのこと全然覚えてないの?酷く落ち込んでて、全く口を利かなかったんだよ」

I feel sort of under the weather today. I don't feel like eating anything at all. 「今日はなんか調子よくないんだ。全く何にも食べたいと思わないし」

“What's wrong with Kaori?” “She's feeling a little under the weather, so you should leave her alone in peace.”「カオリはどうしたの?」「彼女、ちょっと凹んでるからそっとしておいてやるほうがいいよ」



3月24日(日)晴れ時々くもり

その他のイディオム(49)

a hard nut to crack

*「砕くには堅いナッツ」→ 「難問、難物、難攻不落なもの・人、手に負えない人、歯が立たないもの・人、付き合いが難しい人、取っつきにくい人」

ex)

I tried to make friends with her, but someone told me she was a hard nut to crack. 「彼女と友達になろうとしたけど、なかなか手強いよって誰かが教えてくれた」

I've been dating Emily for months, but she's such a hard nut to crack. One day she smiles a lot and the next she's very quiet. I cannot tell if she likes me or not. 「エミリーとは何ヶ月もつきあっているけど、なかなか難攻不落だよ。ある日とてもニコニコしているかと思えば、次の日はダンマリといった調子。僕のことを好きなのかどうかもわからない」

The suspect we arrested is quite a hard nut to crack. He wouldn't say even a word. 「逮捕した容疑者は本当にしぶといよ。ひと言も話そうとしない」

Those who can sing very well are numberless, but just a few can be successful professional singers. 「凄く上手に歌える人は無数にいるが、売れたプロ歌手になれるのはほんの一握りだ」




3月25日(月)晴れのち薄曇り

その他のイディオム(50)

bread and butter

*「パンとバター」→ 「バターを塗ったパン」 → 「必要な食べ物、生活に必須のもの、生活の糧、生業、本業」

ex)

Although I love being an actor, scriptwriting is my bread and butter. 「役者をするのも大好きだけど、脚本書きが本業です」

I can't miss even a day of work. That's my bread and butter. 「仕事は一日たりとも休むわけにはいかない。それが生きる糧だから」

I don't care if they need me for that job. It's not my bread and butter anyway. 「先方がその仕事に私が必要でも知ったことか。ともかく私の生業ではないんだし」




3月26日(火)晴れ時々くもり

その他のイディオム(51)

spill the beans

*「豆をこぼす」→ 「うっかり吐露する、うっかり秘密をしゃべってしまう」

ex)

We had prepared everything for Mary's surprise party, but Bob accidentally spilled the beans to her. 「みんなでメアリーのためにサプライズパーティの準備を全部やったのに、ボブはうっかり彼女にしゃべってしまったんだ」

Hey, who did it? Come on, you'd better spill the beans! 「なあ、誰がやったんだ?おい、吐いた方が身のためだぞ!」

I'm telling this only to you, so don't ever spill the beans to anybody else. 「これはお前にだけ話しているんだから、絶対に他の誰にもバラすんじゃないぞ」



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